広域連携観光情報誌『motto』埼玉×長野×上越

特集 「観光振興に邁進する人」取材こぼれ話(2)

2020 秋 Vol.53

取材こぼれ話の2回目は、埼玉でのあたらしい観光スタイルについてお届けします。
取材に対応してくださったのは、一般社団法人埼玉県物産観光協会 DMO事業本部長をされている秋穂進也さんです。


「埼玉でのあたらしい観光スタイル」や「県独自の旅エチケット」があればお教えいただけますか?

【秋穂さん】
埼玉県では、コロナ禍で観光に行けない方向けに「バーチャル観光」を今、推進しています。
VR(バーチャル・リアリティ)などの映像を見ていただき、観光気分を味わえるコンテンツを用意しています。こちらは、物産観光協会のWEBサイトで見ることができます。
https://chocotabi-saitama.jp/topics/16097
そして、コロナが落ち着いてきたり、収束した際には、実際に観光地を訪れて、楽しんでいただけたらと思っています。

埼玉県独自の取り組みとしては、彩の国「新しい生活様式」安心宣言を整備して、観光事業者の皆様には取り組むようにお願いしています。
一方、観光客の皆様にも、この宣言を掲げている店舗さんや宿泊施設さんを利用していただくようにお願いしています。

― 迎える側も行く側も一緒になって、感染予防をして、観光と経済を支えて行こうということですね。

【秋穂さん】
そうですね。
これまでのところ、観光事業者さんも来訪者の方も、すごく感染予防をしてくださっているという印象と結果が出ていますので、引き続き、こちらのご協力をお願いしたいところです。

― 最後に、読者の方へのメッセージをお願いいたします。

埼玉県の観光地は、実際に訪れてみると「また訪れたい!」と思うような観光コンテンツがたくさんあります。長瀞のライン下りや川越蔵造りのまち歩き、さいたま市にある鉄道博物館、飯能にあるムーミンバレーパークなどなど。
また11月には所沢にKADOKAWAさんが作られた「ところざわサクラタウン」がオープンします。日本最大級のポップカルチャーの発信拠点としてとても期待しています。
もう少し、時間は必要かと思いますが、コロナが収束し、旅行を積極的に行えるような状況になった際は、ぜひぜひ「埼玉」におでかけください。
観光関係者一同、最高の『おもてなし』で皆様をお迎えする準備をしています。

― 秋穂さん、大変な情勢の中、今回はご協力いただき、ありがとうございました。

県民の方も、このmottoを愛読してくださっている県外の方も、「え~、埼玉?」と言わず、ぜひぜひ「埼玉」を知っていただけたらと思います。
コレ!!という代表的な印象がない分、実はまだまだメディアなどに取り上げられていない隠れた魅力を持っている秘境地帯ですよ!埼玉は。
自分だけの「埼玉探し」を、バーチャルでもリアルでも、この機会にぜひどうぞ。

埼玉県の観光・物産に関する情報は、埼玉県物産観光協会さんのWEBサイトでご確認ください。
https://chocotabi-saitama.jp/

取材・文責/ライターいさお